今日の朝日新聞夕刊18面の見出しに「副都心の並木ハムシに泣く」とある。記事は、「東京・新宿副都心で、街路樹のケヤキの葉を食い荒らすハムシが大発生している。木々の葉は黄色くなり、まるで季節外れの「紅葉」のようだ。」とあった。一緒に写真もあって、そこらへんでよく見る甲虫に似ていて特に変わった形の虫ではないようである。
私はハムシという文字を見て「羽虫」だと瞬間思ったのであるが、すぐに「葉虫」らしいと感じたら、羽の生えている想像の虫から未知の虫の姿になってしまった。写真の虫からは生態が想像もつかない。
「今年の夏は広島市の平和記念公園でも突然大量発生した。約100本あるケヤキの大半が黄色く変色してしまった。」とあって、「枝を見上げると、葉のあちこちに穴が開いているのが目立つ」という。
葉に穴が開いているといえば、吉祥寺辺りでは桜の葉に穴があいていて、見上げると葉に開いたたくさんの穴から空が透けて見える、ということがある。落ちている病葉にも大小の穴が痛ましくあいているが、食害は穴だけである。
そこで「ハムシ」とキーワードを入れてウエブ検索してみると、
「ハムシ」はすごい連中 だということが解った。何がすごいかといえば、あらゆる植物にその葉を食う「ハムシ」がいて、それぞれ姿形も違っているからである。
時ならぬケヤキの「黄葉」にはこれから注意しようと思う。