今朝の朝日新聞10面の見出しに「瞬時に会話→文書 雑音多い会議でも OK NEC 新技術」とあった。日本の技術もすごいと思って読んでみた。
「これまでの技術では、一人の話し手が一語一語はっきりと話した場合などだけ正確に文章にできた。新技術は、複数の人が普通に会話しても文章にできる。2〜3年以内にパソコン向けに実用化をめざす。新技術は圧縮した膨大な音声データベースを活用する。外部から音声を取り込むと、データベースを使って、超高速の検索エンジンで人間の声とほかの音を区別。さらにかすれ具合など声の特徴も自動的に認識し、複数の人の声を区別する。会議などで発言が早口になったり言葉がこもったりしても、瞬時に対応できるという。」とある。
これは実用化できれば素晴らしい技術であり、私はあらゆる場面でのメモに使いたいと、大いに期待する。さらに素晴らしい展望が述べられている。
「将来は、言語翻訳のソフトと組み合わせて使えば、多言語の国際会議で、参加者の発言を、それぞれの母国語に変換し、瞬時に正確に表示する技術も可能だという。」と。
先日目にしたインドにおける翻訳技術の開発も目覚ましいので、そこで開発された多言語翻訳ソフト・シャクティと組み合わせれば強力な会話文章翻訳ソフトが生まれると期待したい。
また、ここまでの技術に読み上げソフト技術を加えれば、会話の同時変換ソフトが開発できそうである。
日本語でしゃべると、瞬時に英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、などになったらまことに楽しい。こんなことが実現するのも、この調子だと10年もあれば充分ではないか。そんな気がする。