今朝の朝日新聞の見出しには、「出生率低下1.29」という文字が大きく出ている。
まず気になるのは、この
合計特殊出生率 という統計数字が年金改革法案が通ったあとで出てきていているが、じつはそのことを承知の上で法案を通していたのではないかという疑いである。そうまでして何のために法案を通したのか、現与党を構成している陣がさ連中の無責任極まりない風体が汚らしい。
ところで、昔見聞きした覚えがあるのだが検索しても見当たらないものに、女性が女性を生む率というものがあった。確か当時フランスがその率の1.02だかを切って、国民の数の平衡が破れるなどと言って騒いでいたように覚えている。
合計特殊出生率でいえば、国民の数の平衡を示す数値は2.08であり、2.0を越えているところはどうも男性の方が多く生まれているからだと思われる。
いまや合計特殊出生率の1.29がまだ下降線をたどるといわれている時代、国民の数をうんぬんすること自体が、もう問題ではなくなっている。そういうことで、女性が女性を生む率などというものは、近来見つからなくなって当然なのであろう。
でも何か酷く私は勘違いしているような気もしている。