吉祥寺を散歩しながら感じ考えた言の葉の綴り
by kojimatak
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
「マック再発見の旅」を読む
昨日買った MacPeople 10 の「マック再発見の旅-第3回初代マックが予言した現在の GUI」を読んだ。私なりに読んで思ったことを書いてみたい。
私が最初に使った機種は Power Macintosh 7000/66AV と、Power Book 520c である。初代マックからはかなりの年数が経っていたが、基本的な画面レイアウトは初代マックそのままであった。Welcom to Macintosh という文字、アップルマーク、スマイリーマック、サッドマック、など懐かしい。
何よりも凄いと思うものは、初期マックのソフトウエアーのメモリー量の小ささである。メインメモリーが 128キロバイトしかない、現在販売されている機種の最小構成メモリー容量の約2000分の1だという。
そして、このメインメモリー(RAM)のちょうど半分の64キロバイトの ROM を搭載して、このなかにマック OS を構成するプログラムのかなりの部分を納めていたのである。ROM 上のプログラムは、直接 CPU に読み込まれて実行されていたので、RAM の128キロに ROM の64キロを加えた最大192キロバイトを「メモリー」として使うことが可能だったとはいえ、非常に少ない容量であることに違いはない。
当時のマックの起動ディスクであるフロッピーディスクは、初期のもので400キロバイトの容量であった。これは、現在のハードディスクの標準的な容量を仮に40ギガバイトとすると、その10万分の1しかないという。この中でマックの OS 本体に相当する「System」というファイルのサイズは133キロバイト程度、「Finder」は46キロバイトで、RAM の容量を超えている。
これらのマック OS の構成ファイルをどうやってメモリーにロードして動かすことが出来たのか。その秘密は「リソース」という仕組みにあって、プログラムの動作中は必要な部分のコードだけをロードして実行できるようになっていて、不必要な部分は、必要になるまでロードしないでフロッピー上に置いておけたのだという。
私は、このことをいまにいたるまで知らなかった。「リソース」という仕組みはファイルの識別とそのコントロールのためにあるのだろうと、解説をいくら読んでも理解できないまま漠然と考えていたのである。メインメモリーが128キロバイトという今からみると恐ろしく小さい容量の中で、当時贅沢といわれていたマックの華麗なインターフェイスが実現されていたばかりでなく、現在の GUI の姿そのままが見て取れるのは、ここに述べられている通り奇跡に違いない。
マックにとって非常に重要な構成要素、あるいは設計手段ともいえるリソースについては、今後も取り上げていく予定とあるので、大いに楽しみである。
[PR]
by kojimatak | 2004-08-29 21:52 | 考えたこと
<< Panther 100本テクニ... IBM史上最小のデスクトップPC登場 >>