吉祥寺を散歩しながら感じ考えた言の葉の綴り
by kojimatak
2004年 10月 01日 ( 1 )
マック再発見の旅」を読むーMacPaint を見る-その2
MacPeople 11 の「マック再発見の旅-第4回「コンピューターからソフトウェアプレーヤーへ」を読んだ。昨日につづいて私なりに読んで思ったことを書いてみたい。
MacPaint は、このあとに登場するさまざまなペイントソフトだけでなく、すべてのマック用アプリケーション、ひいては GUI を使用したすべてのパソコン用ソフトに多大な影響を与えた元祖的な存在であることは昨日にも述べた通りである。
マックのアプリケーションはマックが定めるルールに従っていて、左上にリンゴマークメニューを置き、その右に「File」さらにその右に「Edit」メニューを配置することが強く推奨され、さらに右のメニューの構成はアプリケーション設計者の裁量に任されていた。このことがユーザーに取ってマックが使い易いことの原点になっている。
この点でMacPaint のメニュー構成は、まったく模範的であった。だが画面のデスクトップ部分には異端的な構成が施してあり、スクロールバーの変わりに「てのひら」ツールを使って画面をスクロールさせる、画面上に位置は固定されているがツールパレットを置くなどの先進的なデザインを施されていたという。
さらに、MacPaint 独自の編集機能として「FatBits」をデザインし、これによって1つの画像に対するマルチウインドウの表示や、ウインドウのスプリット(分割)機能、あるいはパレットによる部分拡大表示などの手法を促したことは否定できない、と述べられている、
こうして、 MacPaint はマックが定めるルールに対して異端的な存在でありながら、物の本質を鋭く提示するようなものがあって、元祖と呼ぶにふさわしいと述べられている。
そして「MacPaint はマックのソフトがどうあるべきかということを、いちいち具体例を示すのではなく、方向性として大胆に提示したところに、その最大の功績があったといえるだろう。」と結ばれている。
マックのソフトが、こうして最初期から現在に通じる基本的なデザインを持っていたことに、私は深い敬意を表したいと思う。
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by kojimatak | 2004-10-01 18:42 | 思ったこと