今朝の朝日新聞一面の隅にこの記事があって、大統領にガジ・ヤワル氏、首相にアラウイ氏が決まったと報じている。
三面の記事によるとガジ・ヤワル氏について、今後の米軍を中心とする「多国籍軍」と暫定政府との関係に関わる大きな問題を抱えてしまい、米政府は誤算だったとしているという。続いて、米国が米国人以外の指揮を受けることはあり得ないという米政府高官の話しも載せている。
この話しから思うのは、日本の政府は明治の知恵を成功経験として堅持し、錦の御旗の下に参加することこそ日本が生き延びる道だと考えている、ということである。
その後テレビは、ガジ・ヤワル氏が完全なイラク人への主権移譲を要求し始めていると伝えている。
イラク人には日本人のもつ成功経験は無縁であるので、ガジ・ヤワル氏がどのように近代国家イラクを作り上げていくのか刮目して見守りたい。